中学最後の大会出場となった勝也
最後だけにワンマッチはなおさら悔やまれるが、これも仕方のないこと・・・
勝也は幼年から空手を始めた
成りも小さく、運動神経も悪く、根性もなく、どちらかというと「癒し系」ののほほんとした子だった
試合に出ては負け続ける
そんな繰り返しが小学5年頃まで続いていた
悔しさもないかのようにケロッとしていて「お前負けて悔しくないのか?」と聞いたこともあった程だった
「この子は続かないかもな・・・」と思ったこともあった
「空手やめたい・・・」と言い出したこともあった
やっぱり本当は悔しかったんだろう、頑張っていても結果の出せないジレンマに小さいながら
必死に耐えていたのかもしれない
初めての新空手参戦では女の子に一本負けしたこともあった
それでも気持ちを振り絞り地道に歩み続けた
そんな勝也が何時しか道場の主力選手になり、後輩から目標とされる先輩になっていた
今振り返ると、本当によく頑張ってくれたと思っている
あんな根性なしのチビ助が目を細めるくらいに立派になった
チビ勝と今の勝也が目の前に2人並んでいる
様々な思い出が走馬灯のように巡り涙を誘う 改めて思う
よくここまでやってくれたと・・・
手前味噌な話になってしまっているようだが、今回の新空手に参加されていたお世話になっている小島道場の先生やママさん方からも褒めて頂いた
そして表彰の時には新空手道連盟代表 久保坂左近先生からも「良かったよ」とありがたい声をかけて頂いたという
決して私だけの主観的な想いではなく周りの方々からも評価して頂けたということが彼の成長の証であると思う
だから君たちにもできるはず
体格的にも、素質においても決して恵まれた子ではなかった勝也が 《努力は決して裏切らない》 ということを
体現してくれたのだから
今現在思うようにいかない、結果を出せないと悩んでいる君が居るなら、諦めずにその努力を続けてみよう
それに 『勝つ事』 『入賞する事』 が 結果であり価値のある事 ではない
何事も諦めず努力を続ける事に価値があり、それがなにより君たちの力となるのだから
焦る必要はない 地道に、真剣に努力を続ければいつか真の結果が君たちに訪れる
そんな勝也が高校入学を機に空手を卒業することになった
道場としてやはり続けてもらって、今まで以上に活躍し後輩の良きお手本として先頭に立ってやってもらいたいという思いはある
しかし、勝也自身これまで努力を重ね続けてきた空手道、思い入れも殊更あるだろう
それにケジメをつけた本人の思いを理解し、尊重してやることも指導者としての大切な役割
何時でも道場の扉は開いている、ちとミット打ちたい、ストレス発散したいなんて時はいつでも顔出せ!(笑)
勝也の指導に携わり彼の成長に触れたことで私もまた成長させてもらった
本当にありがとう!
これからは君たちの時代です
君たちなりのカラーで新たな新潟誠道館を造っていこうや!!(笑)
対戦してくれた選手、団体の皆様、ありがとうございました
何時もご協力頂いているお父さん、お母さん、新に拓、千高、カズお疲れ様でした
ありがとうございました、これからも宜しくお願いします
第214回
新空手道東京大会
第23回K−2グランプリ東日本代表決定戦
新宿スポーツセンター
昨年6月のグランプリ大会以来の久しぶりの新空手
K−4、K−3へ合わせて7名で参戦、久しぶりの遠征大会で
どの程度成果を出せるか不安もあったがそれぞれが
今現在のベストを尽くし頑張ってくれた
K−3ワンマッチ参戦の勝也
今回中学3年、最後の試合でトーナメント参戦予定だったが組み合わせが出来ずにワンマッチに…
完勝
マタツギガンバリマ〜ス(笑)
K−3グランプリ予選参戦の遊大
今までの新空手参戦の中で一番いい動きだった遊大
相手は先回グランプリで勝也と対戦した強豪
あの時も強かったがさらに強くなっていた すごい伸び率に脱帽
流石強豪チームの選手だと感じた 試合後改めてあいさつに来てくれた、爽やかな好青年だった
遊大も良かったがさらにその上をいかれて延長戦で敗退
K−3グランプリ予選参戦の俊樹
竜登同様これまた竜登以上(?)に緊張しぃの俊樹
「あまり緊張してません」と言っているが表情もミットうちの動きもいつもと違う
そうです、あなたは緊張しているのです
対戦相手は交流大会優勝経験のある強豪、アグレッシブに前へ前へ攻め続ける強いハートの持ち主
何時もの俊樹の動きをさせてもらえず敗退
K−3グランプリ予選参戦の竜登
「緊張しぃ」で力みの竜登、今回も会場に着くとすでに緊張
アップもしてないのにほっぺが真っ赤???なんとかリラックスさせようと笑かしにかかったり、こずいてみたり(笑)
まだまだ硬さはあったものの今までの中で一番良かった、グランプリ出場
ヤッチマイマシタ、スイヤセン(笑)
K−3グランプリ予選参戦の瑠夏
ペコで長い故障状態の右足で参戦の瑠夏
状態が上ずりこれまた何時もの瑠夏ではなかったが最後まで諦めず踏ん張りグランプリ出場
K−4グランプリ予選参戦の拓海と梨花
K−4(フルコンルール)は普段の稽古内容と全くの別物で専属に徹底してK−4対応の
稽古もせずに組手時のみK−4ルールで稽古していて、拓、リノ自体も久しくフルコンルールを熟していなかったため、
今回一番の気掛かりな2人だったが流石にベースが出来ているだけあって見事6月のグランプリ出場を決めた